芳香を放つ梅
芳香を放つ梅
こんにちは^^
展示が終わり生活にも少し落ち着きを取り戻しました(;^ω^)。
皆さまいかがお過ごしですか?
先日4キロ程の採れたばかりの梅で梅酒を漬けました。梅干しなども作ったことはありますが、手間がかかるので💦我が家では、毎年一番需要がある梅酒にしています。材料さえ揃えばあとは簡単なのも手軽でいいところです。
傷んだ梅をそのままにしておくとだんだん熟れてきてとてもいい香りがしてきます。黄色くなるまでしばらく食卓の上に置いておくことにします。ジャムにしてもいいかも。傷んでいるからといって捨ててしまうのはもったいないです。こんなに良い香りが味わえるんですから。
ふと、考えてみると、人の人生もそんなものかなって思います。辛い痛み(傷)を乗り越えた経験が、その人の魅力をつくっていることが多々あります。苦しみからの解放にもがき苦しんだ経験は他者への理解にも繋がるし、包容力となって癒しを与えることもできます。捨てたものじゃありません。
創作に関していえば、人の心を打ち、捉えて離さないような魅力ある作品というのは、そういう心の底の部分で他者につながることができる作品のような気がします。一見ネガティブに思われることも、それに向きあい光を求める過程で、その人各々のフィルターを通し、作品として昇華されていくのではないでしょうか。
そうやって創られた作品には単純に明るい、暗いとはいい表せない深みが出てくるような気がします。明るさの中にある悲しみ、暗さの中にある希望、その人その人の個性がそこにはあります。
私はそういう作品が好きですし、そういう作品に近づきたいと常々思っています。
今日は香りを放つ傷んだ梅からそんなことを考えていました。
ではでは また^^