草叢の上のティータイム

なおみーんのあれやこれやを書いていきます。

芸術ってなんだろうね

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日出ずる処


芸術ってなんだろうね

 お久しぶりです。林檎畑のお手伝いもほぼ終わりなので、7月5日からの展示に向けてまた準備を進めていこうと思います。コロナの騒ぎでまたいつ自粛の話しになるかわかりませんので恐る恐るなのですが、そうなったらそうなったで、自分で絵のオンラインショップを開いてもいいし臨機応変にしていけばいいやと腹をくくりました(笑)

 展示内容としては、バーでの小さな展示なので、ここ1年くらいで描いたもの(まだ実物をお見せすることができていない少し大きめの作品)と少々の新作になる予定です。

 さて、今日は芸術のお話しでもしてみようかと…

私は美大にも行ってませんし、正式に人から絵を教わったことが全くありません。なので難しいことは正直よく分からないのですが、この年まで結構長い事、絵を描いてきたので自分なりに思うことは語ってもいいかなと…

 芸術の定義ってたぶんいろいろあると思うのですが、私は人の心になんらかのポジティブな変容をもたらすものだと思っています。絵に限らず音楽、文学、すべての創作全般にいえることです。滅多にないのですが、見たり、聞いたりして訳も分からない涙がでてくることがあります。そういった作品を私は芸術として認める目安にしています。訳もわからないというところが大事だったりします。一言で言えば感動なのでしょうけど、それを見て聞いて心が動かされたということです。最近思うのは、経験値が増えたお陰で絵を見ても音楽聞いても映画見ても、感動が深くて、歳を重ねるのも悪くないなと思います(ま、あちこちガタはきてますがw)見た人の心が変わり行動まで変えることができたらそれは本物なんじゃないかって思ってます。

 実はこれまで絵を見てきて、そう言う意味で私が本当に感動したものってすごく少ないです。美術館で見たものでは小さな仁王像(国宝級の仏像集めた展示でした随分昔で詳しい事は忘れましたが)、禅画(これも誰のものだったか覚えてない)、アートブリュット(アウトサイダー系の方の作品です)、あとあまり名前の知られてないような方の作品一枚に感動したこともあります。これらは自分の好みとかそういうもの越えて訳も分からないけど感動させられた作品です。不思議と名画と呼ばれるものに感動した事が無くて、もしかすると大抵そういう作品って美術館が混んでいて、ゆっくり味わえないからかもw

 最近の現代アートというものは自分なりに勉強したこともありますが、ちょっと思考よりになっていて、正直あまり興味がありません。ま、いろいろでいいと思いますが、私はオーソドックスな一枚の絵にも感動があるかなと思っています。

 自分が絵で人を感動させられるかどうかは正直分からないし、感動させてヤルぞなんて思って作った作品はなんかやらしい気がするので、そこを目指すわけではないけど、ただ、絵って言うのはやっぱり誰かに見られることで完成するのかなと思います。

 今日はこの辺で、またね